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手技の伝承法を探る 3

元記事:fb2021-07-16

 前回は、伝える側ではなく、教わる側に焦点を当てて書きました。「見えないところが見えるようにならないと、見た通りに真似ることが出来ない。」と 矛盾した言葉遊びのような文ですが、印象に残る言葉を使うことも伝授法のうちだと思います。
 新日本延命学療法に於いて、見えないところとは、スジと球ですが、いろんな人の体に触れて、文字通り手探りで感じ取る以外に、スジや球を“見る”方法はないでしょう。 そういう努力を続けている人に対して、見えないところが見えるようになる手助けが、伝授法なのだと考えています。伝えるべきは見えない部分─どんなイメージを持って手技を行なっているのか ということ。自分が持っているイメージを、手技を学ぶ人にいかに伝えるか。あれこれ試しています。