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SujiLab Web はじめました

 新日本延命学との衝撃的な出会いから、半世紀!が経ってしまいました。
 創始者宮原一男氏の治療手技を修得したいと願い、恩師富川清太郎に導かれ治療師となってから数えても40年を越えます。
 未だ願望は叶わず、後進の指導などおこがましいと思う一方、今始めなければ間に合わないという思いから、自分の到達点について、同じ目標を持つ仲間に伝え残す作業を始めました。
 晩年の恩師は、
「昔そんな治療があったんや ということになるのが惜しいから頑張ってる。」
と話されました。「お前も頑張れ」とは言わず、倒れるまで治療にあたる姿を見せて頂きました。
 この半世紀の間、延命学で救われたと話す人にたくさん出会ってきました。わたし自身もその一人ですし、わたしの施術を受けた方からも聞かせていただいています。
 その方々や、SujiLabで学びあう人たちと共に、
「延命学を人類の宝に!」
という思いで活動しています。

※現在、「新日本延命学」は、佐々木繁光氏によって商標登録されています。

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手技の伝承法を探る 7

元記事:fb2021-12-31

 収穫の多かった今年、初級講習、リモートSujiLabを通じて、軸に据えたのは「見える化」でした。何年もの間、手技を伝えるための言葉を探していましたが、見えない部分を説明する困難が付きまとっていました。そして、見えないと思い込んでいたところを見えるようにする試みを続けると同時に、何が本質かについて考え続ける事の重要性を再認識しました。

基本の弛め三様

Makoから、コメント
 巻き上げる場合と裏側を挟み続ける場合の違いは、僅かなので、施術中に見分けることは困難です。
 写真は、ビデオ撮影したものから、違いの見られる瞬間を切り出したものです。
 大腿前面に押し当てた拇指の入り方が、青いタイツにできたシワで確認できます。また、裏面では弛まり具合を、アクリル板に接している大腿がつくる三角形の影で判断できます。

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手技の伝承法を探る 6の続き

元記事:fb2021-09-13

 前回添付したアニメーションGIFと、今回のものを比べてみてください。画面が揺れて見づらいですが、手に体重を乗せていく様子の違いが分かりますね。
 腕力や手先のテクニックではなく、全身に及ぶ型を意識することで、施術者自身の肉体的負担を減らして、深部のスジを動かすことができます。

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義姉の場合

元記事:fb2021-09-11

 義姉も、延命学療法について理解している人で、半年に1回程度、健康管理の一環として,、わたしの施術を受けていました。それでも、疲れが溜まっていったのか、16年くらい前、倦怠感が強くなり、鉄剤を服用していたようです。それでしのげるようになったのか、他の事情からか、ずっと施術を受けずに10年近く経過したころのことです。

 風邪をひいて診療所へ行ったところ、大病院での検査を勧められて受診。専門医の診察の結果、すぐにでも手術をした方が良い状態とのこと。──急を要するというのではなく、手術の性質上、15年ないし20年後にもう一度、手術が必要になることが予想されるので、次の手術を受けるのが、少しでも若い時期になるようにという計算かららしい。

 ところが、義姉は、手術は受けない。延命学療法で治すと言い張って(医師に向かって言ったのではありません、念のため)、病院では、定期的な診察、検査を受けるだけで、処方された薬も飲まずに(医師には内緒)、4年半過ごしています。

 その間、わたしが行った施術は、義姉の求めに応じて、初めのうちは2週間毎でしたが、現在は月に1度になっています。
 経過はというと、病院では毎回、病状に変化なしと言われるそうですが、体調は良くなりこそすれ、医師の診断から想像される息苦しさや動悸などの症状が現れたことは無かったそうです。

 義姉に手術を受ける意志が無く、病状が3年間も安定しているということで、大病院に繋いでおくことはないと判断されたのでしょう、主治医の後輩が新規開業するという個人病院を紹介され、現在は、そちらに通っています。

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手技の伝承法を探る 6

元記事:fb2021-09-10

 見えないところが見えるようになる手助けを もう一つ。施術しているところをビデオ撮りして、施術者本人に見てもらう ということをしていますが、ビデオファイルは、サイズが大きくなって、ほとんどの場合、メールに添付して送れません。アニメーションGIFを使うと、ファイルサイズが小さくて、メールに添付することもでき、便利です。

 添付したファイルは、先日、オンラインで勉強会をしたときの画面録画から作成したため、画像が粗くなっていますが、手に体重を乗せていく様子は、十分伝わりますね。深部のスジを動かすには、このフォームだと苦労します。

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わたし及び身近な人々 ブログ 症例

義父が、関節炎リウマチに

元記事:fb2021-08-29

 義父は、義母の美味しい手料理の食べ過ぎか、わたしが出会った頃には、コロッとした体形でした。肉質は硬くがっしりとしていましたが、時々、腰痛を起こして横になっている日があるということでした。

 二階の寝室で治療を終えて、下の部屋で一服しているところへ降りてきた義父が、
「誠君、家の階段(の角度)が急になって、降りるとき怖かったぞ。」
と、背筋が伸びて、自分の目の位置が高くなったことを そう言うのです。

 それ以後は、腰痛で寝込むことはなかった義父ですが、手指のこわばりと疼痛が続くようになり、病院で、関節リウマチと診断されました。週一回か月三回くらい、わたしも治療に通っていました。‥ 間は省力しますが、1年くらいして、リウマチは、治っていました。
 最後の診察の日に医師が、
「今までに、わたしが診たリウマチ患者さんのカルテに、完治と書いたのは、これが初めてです。」
と義父に伝えたそうです。このことをわたしに話した後、
「いろいろ考えてみたけどな、誠君の治療で治ったんやと思う。」とも。

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手技の伝承法を探る 5

元記事:fb2021-08-26

 別の人の施術姿を並べて、相違点を指摘すると理解度が上がります。

≪ 楽に大きな力を ≫
 施術には大きな力が必要です。しかも、全身治療が前提となれば、効率よく行わなければ、施術者の疲労はたいへん大きくなります。
 「弛め」の動作は、手技動作の中で時間的に最も多くを占めますが、最も大きな力をも必要とします。ですから、弛めを楽に行うことが施術による疲労を少なくすることに直結します。

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わたし及び身近な人々 ブログ 症例

娘は、延命学で命拾い

元記事:fb2021-08-05

 きょうが誕生日のわが娘は、助産院で取り上げてもらったのですが、難産でした。妊娠期間中に何の異常もなく、分娩室に入るまで変わったことはなかったのですが、いざ出産というときになって、陣痛が弱まってしまうことの繰り返し。
 わたしは、出産に立ち会っていたのですが、いつも思い出すのは、ようやく生れ出た赤ちゃんの産声がしなかった事と、取り上げた産婆さんが、赤ちゃんの首に巻き付いていたへその緒をくるくると2回!ほどいていた光景です。その後、鼻から細い管を通して羊水(?)を吸い出してもらったら、ようやく産声を上げたのでした。
 実は、わたしが分娩台に上がって、延命学施術をした直後のことでした。産道が緩んで、赤ちゃんが通りやすくなったのです。わたしは、この娘も延命学で命拾いしたのだと思っています。

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手技の伝承法を探る 4

元記事:fb2021-08-02

 手技の練習会では、どんなイメージを持って手技を掛けて(施して)いるのか、手真似で伝えることがよくあります。

 血管を圧迫しているスジを、血管から離すために、「スジを横へ動かす」のですが、スジのどこにどんな力を掛けると、血管をスジの圧迫から解放することが出来るのかと、具体的に考えながら、イメージと手指の感覚を近付けていきます。

 人から受けた手技の感覚を伝えるときにも、言葉だけでなく身振り手振りを交えて、イメージを具体的に表す工夫をしています。

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わたし及び身近な人々 ブログ 症例

母の場合

元記事:fb2020-07-16

 母の場合は、比較的強い月経痛や、頭痛が頻繁に起きていたようです。乗り物酔いもあったと思います。
 富川先生に、胃下垂を治していただいてからは、症状が軽くなり、乗り物酔いもしなくなりました。わたしの両親は、お互いに延命学療法を施術し合っていたので、自分の症状には、どこを重点的に施術すれば良いかを知っていました。
 わたしが高校生の頃、母が、
「生理痛は、痛くなってからでは治療があんまり効かへん。始まる三日くらい前から、内股(大腿内側)を治療しといたら効くで。それと、日数が短くなってサッと済むわ。」
と話してくれました。
「オレに関係無いやん。」
「友達に言うたげたらええやん。」
「そんなこと、訊くんか。」
「訊いたらええやん。勉強やんか。」
「‥‥(-_-;)」
というやり取りをしたと思います。
勉強させていただいた方々、ありがとうございました。