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見ているのに見えない、見えてこない

元記事:fb2021-07-05

 先日紹介した三人練習法では、マスターの手技を“見た通りに真似る”ことに重点を置いています。真似が出来れば、同じ手技が出来ているのかというと、そうとは限りません。見た目がよく似ていても、施術結果は大きく違うことがあります。いや、そもそも見た目が同じようにならないのです。空中で手の動きを真似ることに比べると、非常に難しいのです。
 では、なぜ真似る練習か。それは、動作を見た通りに真似ようとする中で、見えない部分─たとえば、ある瞬間の手の角度や上体の傾きが、スジにどんな力を掛けようとしているのか─といったことを推測する力を付けるためです。
 SujiLabでの練習の時には、マスターから解説を受けることもできますが、それでもそう簡単に真似ることが出来ないのです。見えないところが見えてくるまでは。
※GIFアニメは、1980年代初めの宮原氏 これ以後、手技に変化は無く、完成形と言える。