元記事:fb2021-05-07
手技の講習で、受講者にビデオカメラを渡して、後で見返したいところを自由に撮影してもらいます。学び始めの頃は、施術者の手元ばかり追っていて、肘から先が画面を埋めています。この映像をいくら繰り返して見続けても、手技を修得することはできないでしょう。
学習が進むにつれて、肘や肩はもちろんのこと、施術者の足先まで含めた全体が撮影されるようになります。手技を生むためには、体全体の使い方が関わっていることに気付く結果です。さらに進んだ段階になると、手元が見えない背中から撮影しても、気付きがあると話されることもありました。