元記事:fb2020-10-01
新日本延命学では、運動神経筋は、脚や腕などの付け根の柔らかいところで腫れるとされています。腫れて球になっている部分は、ヒモにできた結び目に喩えられ、球の数が多かったり、大きかったりすることは、運動神経筋がより縮んでいることを意味します。そして、運動神経筋につながっているところが球の方に引っ張られるので、球から離れた部位であっても血流が悪くなると説明しています。
肩凝りを例に挙げると、肩につながっている臀部の運動神経筋が腫れると、腰から背中、肩、首にかけてつながっている運動神経筋が、臀部に向かって引っ張られます。運動神経筋は緊張して硬くなり、そばの血管を圧迫して血行不良を起こします。これが肩凝りの原因という具合です。ですから、肩凝りの治療では、肩よりも先に臀部の運動神経筋の腫れを小さくしなければ、効果が低いのです。
わたしは、子どもの頃からよく肩を凝らしていて、自分で健康器を使ってセルフケアをしていましたが、辛い肩凝りを治そうと、肩に健康器を当てても満足できず、やっぱり脚の付け根から緩めないとダメだなあ という経験を何度もしました。更に、肩に健康器を当てるのを辛抱して、脚周りから健康器を当て始めた時には、臀部を緩めていると、肩凝りが薄らいでしまうという経験を何度もしたものです。