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血流の需要供給関係と痛み

元記事:アメブロ2017-11-29 12:18:06

 痛みに代表される不快感は,カラダが血流不足を意識に知らせているもので,意識的な行動で血流を改善するよう促されているというのが,痛みの意味だと書きました。

 そこで,痛みがあるところには,血流の需要が高まっていて,カラダはそれに応じていると言える現象を紹介します。

 このブログを読んでいる今,直ぐにでも確かめられる簡単な方法です。前腕前面のような色の白いところを,爪でつねるか,引っ掻いてみるだけです(出血させないように力加減して下さいよ)。痛みを感じた部分は,周囲と比べて赤みを帯びてきます。痛みは,つねったり引っ掻いたりした直後よりも,薄らぐか無くなっているはずです。これは,痛みを感じたところの血流需要が高まって,それに応じてカラダが末梢血管を拡張するなどして,血流の供給量を増やしたと考えられます。

 このように,カラダは無意識下で血流の需要の高まりに応じて,供給量を増すよう反応するのですが,つねられたり,引っ掻かれている時には,手を離すなどの意識的行動を促す感覚として痛みを意識に生じると見ることが出来ます。