元記事:アメブロ2017-11-26 15:16:36
血流は無意識のうちに調節されています。運動や食事に伴って脈拍が変動することは,前に書きました。その他,寒いときに末梢血管を収縮させて,皮膚の血流量を減らして放熱を抑制したり,暑いときには逆に,末梢血管を拡張して放熱を促進させる事もしています。寝返りや,無意識に取る姿勢では,血管の圧迫が続かないようにしていると見ることが出来ます。
この無意識に行なわれる血流の調節・配分が上手く行かず,血流が不足する事態になったとき,不快感が起ります。不快感には,冷感,倦怠感,鈍重感,痺れなどがあり,最も強いものが痛みです。
不快感が起るのですから,何かせずにはいられません。暑さ寒さに関しては,着衣を調節したり,居場所を変えたりするでしょう。正座を続けて足にしびれを感じたら脚を崩す,デスクワークで肩が凝ったら,伸びをするなどします。
つまり,痛みに代表される不快感は,カラダが血流不足を意識に知らせているもので,意識的な行動で血流を改善するよう促されているのです。