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痛みの意味を考える

元記事:アメブロ2017-11-23 17:48:01

 施術痛を極力生じさせないように施術することは,施術効果を高めることに通じると考えられます。痛みを伴う治療を好む人は少ないでしょう。これから痛いことをされるという心理は,心身の緊張を招きますから,スジを緩める妨げになります。

 そもそも,痛みとは何なのかという問いの答えに,無痛施術のヒントがあると思われます。また,多くの疾患に伴う痛みを鎮める方法も分かるのではないでしょうか。

 しばらく,痛みについて考えてきたことを書いてみます。

「痛みとは,危険を知る感覚である。」

えっ! いきなり答えか? と思われた方もいるかもしれませんが,これでは,無痛施術を可能にするヒントは得られません。それに,術痛があっても良く効いたという例は沢山あります。「痛みは,危険を知る感覚」に照らせば,「施術痛は,その施術が危険だという意味」と解釈できます。「痛気持ちいい」などとも言います。「危険だけれども,気持ち良く感じてしまう」となれば,医学・生理学よりも心理学の領域になってしまうかもしれません。なので,「痛みとは,危険を知る感覚である。」というのは,いま求めている答えではありません。 つづく。