元記事:fb2020-10-29
初級講習の一週間後、5年来、一緒に新日本延命学の研究をしている仲間との勉強会がありました。改めて、初学の人と比較して大きな違いは、手技に於いて、構えから施術に入る時に「迷い」がなくなっていること。これは、スジの位置が分かっている事が最大の要因ではないかと。
施術部位に手を添えてから、目的のスジ・球を動かすまでを1試技(ストローク)と呼ぶことにすると、1試技の中に無駄な動作や力が減ってきていることや、全身を使って大きな力を施術部位に加えられるようになっています。ここで言う大きな力とは、施術を受ける人に苦痛を与えるようなものではなく、むしろ苦痛を与えないために必要な力です。
初学の時は、運動神経筋と解剖学の知識を対応させようとして迷うことが多いと思うのですが、研究を続けてきた人たちは、それをしません。解剖学を学ぶことの必要性を強く感じていて、いろんな教材を使って学んでいますが、その知識で新日本延命学を理解しようとしないのです。
宮原先生が示された、運動神経筋のつながり(系統)というものを念頭に置いて、延命学的に考えるようにしているのです。SujiLabでは、スジ・球モデルと呼んでいます。