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わたし及び身近な人々 ブログ 症例

母の場合

元記事:fb2020-07-16

 母の場合は、比較的強い月経痛や、頭痛が頻繁に起きていたようです。乗り物酔いもあったと思います。
 富川先生に、胃下垂を治していただいてからは、症状が軽くなり、乗り物酔いもしなくなりました。わたしの両親は、お互いに延命学療法を施術し合っていたので、自分の症状には、どこを重点的に施術すれば良いかを知っていました。
 わたしが高校生の頃、母が、
「生理痛は、痛くなってからでは治療があんまり効かへん。始まる三日くらい前から、内股(大腿内側)を治療しといたら効くで。それと、日数が短くなってサッと済むわ。」
と話してくれました。
「オレに関係無いやん。」
「友達に言うたげたらええやん。」
「そんなこと、訊くんか。」
「訊いたらええやん。勉強やんか。」
「‥‥(-_-;)」
というやり取りをしたと思います。
勉強させていただいた方々、ありがとうございました。

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手技の伝承法を探る 3

元記事:fb2021-07-16

 前回は、伝える側ではなく、教わる側に焦点を当てて書きました。「見えないところが見えるようにならないと、見た通りに真似ることが出来ない。」と 矛盾した言葉遊びのような文ですが、印象に残る言葉を使うことも伝授法のうちだと思います。
 新日本延命学療法に於いて、見えないところとは、スジと球ですが、いろんな人の体に触れて、文字通り手探りで感じ取る以外に、スジや球を“見る”方法はないでしょう。 そういう努力を続けている人に対して、見えないところが見えるようになる手助けが、伝授法なのだと考えています。伝えるべきは見えない部分─どんなイメージを持って手技を行なっているのか ということ。自分が持っているイメージを、手技を学ぶ人にいかに伝えるか。あれこれ試しています。

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見ているのに見えない、見えてこない

元記事:fb2021-07-05

 先日紹介した三人練習法では、マスターの手技を“見た通りに真似る”ことに重点を置いています。真似が出来れば、同じ手技が出来ているのかというと、そうとは限りません。見た目がよく似ていても、施術結果は大きく違うことがあります。いや、そもそも見た目が同じようにならないのです。空中で手の動きを真似ることに比べると、非常に難しいのです。
 では、なぜ真似る練習か。それは、動作を見た通りに真似ようとする中で、見えない部分─たとえば、ある瞬間の手の角度や上体の傾きが、スジにどんな力を掛けようとしているのか─といったことを推測する力を付けるためです。
 SujiLabでの練習の時には、マスターから解説を受けることもできますが、それでもそう簡単に真似ることが出来ないのです。見えないところが見えてくるまでは。
※GIFアニメは、1980年代初めの宮原氏 これ以後、手技に変化は無く、完成形と言える。