元記事:fb2021-08-29
義父は、義母の美味しい手料理の食べ過ぎか、わたしが出会った頃には、コロッとした体形でした。肉質は硬くがっしりとしていましたが、時々、腰痛を起こして横になっている日があるということでした。
二階の寝室で治療を終えて、下の部屋で一服しているところへ降りてきた義父が、
「誠君、家の階段(の角度)が急になって、降りるとき怖かったぞ。」
と、背筋が伸びて、自分の目の位置が高くなったことを そう言うのです。
それ以後は、腰痛で寝込むことはなかった義父ですが、手指のこわばりと疼痛が続くようになり、病院で、関節リウマチと診断されました。週一回か月三回くらい、わたしも治療に通っていました。‥ 間は省力しますが、1年くらいして、リウマチは、治っていました。
最後の診察の日に医師が、
「今までに、わたしが診たリウマチ患者さんのカルテに、完治と書いたのは、これが初めてです。」
と義父に伝えたそうです。このことをわたしに話した後、
「いろいろ考えてみたけどな、誠君の治療で治ったんやと思う。」とも。