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わたし及び身近な人々 ブログ 症例

義父が、関節炎リウマチに

元記事:fb2021-08-29

 義父は、義母の美味しい手料理の食べ過ぎか、わたしが出会った頃には、コロッとした体形でした。肉質は硬くがっしりとしていましたが、時々、腰痛を起こして横になっている日があるということでした。

 二階の寝室で治療を終えて、下の部屋で一服しているところへ降りてきた義父が、
「誠君、家の階段(の角度)が急になって、降りるとき怖かったぞ。」
と、背筋が伸びて、自分の目の位置が高くなったことを そう言うのです。

 それ以後は、腰痛で寝込むことはなかった義父ですが、手指のこわばりと疼痛が続くようになり、病院で、関節リウマチと診断されました。週一回か月三回くらい、わたしも治療に通っていました。‥ 間は省力しますが、1年くらいして、リウマチは、治っていました。
 最後の診察の日に医師が、
「今までに、わたしが診たリウマチ患者さんのカルテに、完治と書いたのは、これが初めてです。」
と義父に伝えたそうです。このことをわたしに話した後、
「いろいろ考えてみたけどな、誠君の治療で治ったんやと思う。」とも。

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手技の伝承法を探る 5

元記事:fb2021-08-26

 別の人の施術姿を並べて、相違点を指摘すると理解度が上がります。

≪ 楽に大きな力を ≫
 施術には大きな力が必要です。しかも、全身治療が前提となれば、効率よく行わなければ、施術者の疲労はたいへん大きくなります。
 「弛め」の動作は、手技動作の中で時間的に最も多くを占めますが、最も大きな力をも必要とします。ですから、弛めを楽に行うことが施術による疲労を少なくすることに直結します。

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娘は、延命学で命拾い

元記事:fb2021-08-05

 きょうが誕生日のわが娘は、助産院で取り上げてもらったのですが、難産でした。妊娠期間中に何の異常もなく、分娩室に入るまで変わったことはなかったのですが、いざ出産というときになって、陣痛が弱まってしまうことの繰り返し。
 わたしは、出産に立ち会っていたのですが、いつも思い出すのは、ようやく生れ出た赤ちゃんの産声がしなかった事と、取り上げた産婆さんが、赤ちゃんの首に巻き付いていたへその緒をくるくると2回!ほどいていた光景です。その後、鼻から細い管を通して羊水(?)を吸い出してもらったら、ようやく産声を上げたのでした。
 実は、わたしが分娩台に上がって、延命学施術をした直後のことでした。産道が緩んで、赤ちゃんが通りやすくなったのです。わたしは、この娘も延命学で命拾いしたのだと思っています。

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手技の伝承法を探る 4

元記事:fb2021-08-02

 手技の練習会では、どんなイメージを持って手技を掛けて(施して)いるのか、手真似で伝えることがよくあります。

 血管を圧迫しているスジを、血管から離すために、「スジを横へ動かす」のですが、スジのどこにどんな力を掛けると、血管をスジの圧迫から解放することが出来るのかと、具体的に考えながら、イメージと手指の感覚を近付けていきます。

 人から受けた手技の感覚を伝えるときにも、言葉だけでなく身振り手振りを交えて、イメージを具体的に表す工夫をしています。