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このページでは、新日本延命学の理論について書きます。
宮原一男著『新日本延命学』
新日本延命学の理論について記されている書籍は、宮原一男著『新日本延命学』があるのみです。そこで述べられていることは、ヒトが病気になる大本を突き止め、それに対処して病気を治す方法ですが、ごく簡単に説明すると‥
ヒトが病気になるのは、血流が悪くなるから。
↓
それは、血管が圧迫されるから。
↓
それは、スジが縮むことが原因。
ということで、要するに、「ヒトが病気になるのは、スジが縮むことが原因である」となります。つまり、新日本延命学の要は、スジの研究と言えます。
『新日本延命学』を開くと、宮原一男氏が、学位論文「運動神経筋と球の研究」によって、米国国際大学から医学博士の学位を授与されたことを示すページがあります。この運動神経筋(うんどうしんけいすじ)は、「スジ」と略称されています。球(たま)は、スジの一部が縮んで腫れたものです。つまり、新日本延命学の主張するところは、「ヒトが病気になるのは、球が原因」ということです。
病気の原因になる球の本体である運動神経筋は、腹部の左右に1本ずつと、背部の左右に1本ずつの合計4本あって、全身に伸びています。球は、運動神経筋の一部が縮んで腫れたものですから、できた球が大きいほど運動神経筋は短くなって、全身が球に向かって引っ張られることになります。その影響は血液の流れだけにとどまりません。
まず、血液の流れについての影響は、球によって直接血管が圧迫されること。特に、腕や脚の付け根にできる球は大きく、そこを通る血管は太いので、部分的な血行不良にとどまらず、全身の血液循環を悪くします。さらに、球になっていない運動神経筋も、引っ張られることによって緊張して硬くなり、広い範囲を圧迫して血流を悪くします。
次に、運動神経筋につながっている内臓や諸器官が、運動神経筋が縮む方向へ引っ張られます(内臓下垂)。骨格についても、運動神経筋が縮むために、姿勢や関節運動に影響がでます。
新日本延命学による病気の治療原理は、単純明快です。病気の原因は球ですから、血管を圧迫している球を血管から離すことです。すると、球の周辺に流れ込んだ血液によって、瞬間的に球は小さくなり血流が回復して病気が治るというのです。
運動神経筋と球
新日本延命学の要は、運動神経筋と球の発見です。これが、万病を引き起こす大本であり、かつ、万病から健康回復へのカギです。単純明快な病理観もそこから得られるわけですから。
しかしながら、宮原一男氏が、運動神経筋と球を発見した経緯を記した書物は、ありません。あるとするなら、米国国際大学に保管されているかもしれない論文「運動神経筋と球の研究」だと思われますが、現時点で、それは不明です。
解剖学書に書かれていない運動神経筋と球は、本当に存在するのかという疑問に対して、SujiLabとしての回答は、「運動神経筋と球は、新日本延命学療法を説明するためのモデルとして存在する」です。SujiLabでは、「スジ・球モデル」と呼んでいます。